有限会社久保木畳店

【令和6年度事業事例】お客様が注文しやすいWebサイトの構築

内容

テーマ

お客様が注文しやすいWebサイトの構築

お客様先及び社内のアナログ業務からの脱却

事業参加までの背景・課題

久保木畳店様は、日本伝統産業である畳業の発展に取り組む企業である。しかし、畳業の存続は危機に瀕しており、経営改善 や新規需要展開が求められている。また、地域の畳業を中心に畳小物や海外輸出に取り組んでいるが、アナログな業務が多 く、請求書の作成や発送などに多くの時間を割いており、本業である製造や営業に集中することが難しい状況である。請求書の電子化や、お客様が注文しやすいWebサイトの構築など、デジタル技術を活用して業務の効率化と生産性の向上を実現したいと考え、伴走支援プログラムに参加した。

短期伴走支援 取組内容

1最初に見積書、発注書、納品書、 請求書等が連動できるツールを検討 ⇒Excelのような入力フォームは却下
2 これまでの営業方法である、入電・訪問・現地調査・帰社後事務作業というスキームから刷新する方法を検討し、「HP上で、お客様自身が商品の違いについてわかりやすく、且つ、簡単に見積もできる仕組みが有ったら、新規問合せも増え、見積等の事務作 業も削減することができるのではないか」 というアイデアが出た為、WEBサイトの構築を目指した

導入効果

・WEBサイト上で畳の見積ができるシステムの構築ができた!
・商品の品質の違いを分かりやすく説明できるようになり、顧客満足度も向上した!
・お客様自ら見積もりができるようになったため、自分たちはよりモノづくりに注力できるようになった!

企業担当者の声

当社では、まず第一に「お客様にとって、より分かりやす く丁寧に伝える為」にデジタル技術の活用に取り組ん でいます。実はデジタル化を実現する為には、膝を突き 合わせて話し合い、紙でアイデアを書き出し・情報を整 理したりと、対面で話し合いながら進めることが重要で した。見積システムを構築したことにより、お客様に、よ り正しい情報を届けられるようになり、業務の省人化も 図れた為、モノづくりに注力できるようになりました。

担当専門家より

商品の特徴や何を優位性としてアピールしていくか、そのためにはどのような構成が妥当か、ページ遷移が必要か等かなり細部に渡って膝を突き合わせてお打ち合わせを続け、それをシステム上どのように反映していくことができるのかを検証していくことが、今回一番難しいポイントで時間をか けたところでもあります。 今後はこの環境をブラッシュアップし、成功事例を積み重ねていき、成功事 例を畳業界で広めていただき、業界を牽引していける会社を目指していた だけると確信しております。